新◆幕末新撰組6日目 ~優しさ~

こんにちは。

前回の土方さんの最後のお言葉、
二度と、ここに来たくないと思うようにしてやろうか?”って何ですか土方さん?

そんなこと言われたら、女子は萌えてしまいますよ土方さん。

言ったからには、責任取ってくださいね土方さん。

 

見えない優しさ


冷え切った土方の目に正面から睨まれると、身体が一瞬で凍りつく

「礼だの謝るだの言う前に、少しは身の程を弁えろ」

「でも・・・」

「口答えを許したつもりはない」

どんと顔の真横に土方の両手が叩きつけられ、びくりと身を竦ませる。

何事もなく

「これだけ私の手を煩わせておいて、何事もなく帰してもらえると思うなよ

耳に近づけられた唇から、荒々しい声が発せられる。そこに軽く舌を這わせられると、かすめた吐息すら冷たく感じて、小刻みに身体が震え瞳が潤む。

「泣いても無駄だ」

制止の声が聞き入れられる事はなく、掴まれた両手が頭上の壁へと押し付けられ、完全に自由を奪われる

「一応、教えておいてやるがな」

土方はすっと目を細めて微かに声を潜めると、宇佐木の唇に手のひらを押し当てる。

「そこの廊下は隊士達がしょっちゅう通る。・・・意味はわかるな?」

唇から離れた土方の手が、つうっと怪しく頬を撫でる

「副長!土方副長!どちらにいらっしゃいますか!?」

慌てふためいた声が聞こえると、土方は僅かに顔を上げる。

「ここだ」

いまだ土方と密着したままの姿を見られるのではないかと、心臓が跳ね上がり心拍数が上がっていく。

「そこでいい。何があった?」

隊士はその場に膝をついて低頭する。

その間に土方の広い腕に抱き寄せられ隊士からは死角になるよう姿を隠された。

「つい先ほど、沖田さんが突然倒れられまして」

「総司が?・・・わかったすぐに行く。下がれ」

――――――――――――

松本が沖田の診療を終える頃には、日が傾き始めていた。

「流行り病の一種ね。光熱は出るけれど薬湯を飲んで睡眠さえとれば数日でよくなるから安心していいわ」

(良かった・・・)

今は布団の中で眠っている沖田に目をやって、ほっと息をつく。

薬湯

「ただ一つだけ難点なのが、その薬湯なのよね」

こまめに飲ませる事が必要な上に、飲ませる直前に煎じなきゃならないので、つきっきりでの看病が必要になる。

丁度、松本は幕府のお偉方から呼ばれていて、ついてあげることが出来ない。

「あの・・・その役目、私にさせていただけませんか?」

何を言い出すんだとばかりに、真っ先に土方の視線が突き刺さったが、怯まずに言葉を続ける。

「煎じ方は、松本先生に習って覚えています」

 

見える優しさ


(これでよし、と)

三度目の薬湯を飲んで沖田が眠りに落ちると、ようやく一息つく事ができた。

落ち着いた

(だいぶ落ち着いたみたい。あとは、明日の朝にもう一度だったかな・・・)

――――――――――――

気づけば、いつの間にか夜が明けていた。

(いけない、寝ちゃってたんだ・・・)

幸い、薬湯を飲ませる時間には少し早いようだ。

「・・・あれ?」

ほっとして畳の上から身を起こすと、何かがぱさりと落ちる

「そいつは歳のだな」

誰の物だろうかと首を傾げていると、襖が開いて近藤が顔を出す。

「土方さんの・・・?」

思わず手に取った羽織りを凝視する。

「宇佐木、歳が怖いか?」

真っ直ぐすぎる問い

真っ直ぐすぎる問いをぶつけられ、どう答えていいものかと、少し戸惑う。

「正直、”よくわからない”んです」

「・・・そうか」

近藤はふっと口元を緩めて、肩を落とす。

「お前の気持ちはわからなくもねえよ。・・・けどな、鬼だの何だのと言われちゃいるが、その鬼の副長も人の子だ」

心配や気遣い

心もあれば、誰かを心配する事も、気遣う事もあるんだぜ」

土方の事を誤解しないでやってほしい。近藤の言葉は、遠まわしにそう言っているようにも聞こえた。

――――――――――――

それから半日ほどして沖田の容体が安定すると、羽織りを返すために土方の部屋を訪ねた。

「土方さん、少しいいですか?」

緊張した面持ちで、襖の向こうにいるであろう土方に声をかける。

「・・・入れ」

やや間があって、部屋の中から声が聞こえた。

 

遠ざける優しさ


する人ができた時に、全力で相手を守ろうとするのか、相手を危険に晒すくらいなら・・・とあえて離れること選ぶのか、土方さんなら後者だろうなww

そして、近藤隊長は、間違いなく前者のような気がする。

本当はまだ愛しているのに、それを隠して、もう愛がないかのように見せかけて、未練を残させないために冷たい態度をとって、別れを告げる・・・。くぅ~~、切ないっ・・・、切なすぎる・・・っ

って、ドラマの見過ぎですかね?でも土方さん、そういう設定が似合いますよ。いやはや、妄想世界がひろがる~~~

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