イケメン夜曲~ノエル編~7日目 ~熱い指先~

熱い指先


ノエルさんにランチに誘われた私。ただのランチだけど、まだ会って間もないし、なによりノエルさんのその艶やかな眼差しに何も言えなくなります。

するとノエルさんが急かすように、甘い声で尋ねてくるのです。

返事

ノエル 「返事、聞かせて?」

男性のこういう問いかけって、本当、小悪魔的ですよね。さすが、ノエルさん。

私が言葉に詰まっていると、ノエルさんは首を傾けて笑いかけてきて・・・、私は頬に熱が集まってくるのが自分でも分かる程、赤面してしまいます。

と、その時、お店のドアが開いてひとりの男性がこちらにやって来ました。

男性 「ノエルさん、お話のところ失礼します」

ノエルさんは、声をかけてきた男性を一瞥すると、急に笑みを消しました

あらら?

どうやらその男性は、お父さんが呼んでいるという伝言を伝えにやって来たようです。

ノエルさんのお父さん?なんだかとても興味深いです。

お父さんに呼ばれているということで、ノエルさんからのお誘い一時中断となりました。

(さっきと、別人みたい・・・お父さんに呼ばれただけで、こんな顔するなんて・・・よっぽど厳しい家柄なのかな?

なんて思っていると、帰り際のお会計でノエルさんは、お釣りを受け取るのと同時に、私の手をぎゅっと包み込み・・・

お誘い

ノエル 「ランチは、また改めて誘わせてね?」

そう言って、私の返事も待たずに、帰って行きました。

(なんていうか、ノエルさんって・・・)

ちゃらい

アレク 「相変わらず、ちゃらいな、あいつ」

思ったことをアレクに口にされて、心の中で納得しちゃいます。

でも『相変わらず、ちゃらい』なんて、いつもあんな感じなのかな?そう思って、アレクに尋ねると・・・

アレク 「おー、誰にでも、だいたい、ああだ

(そうなんだ・・・。誰にでも、ああなのか)

自分で聞いておきながら、その返事に胸がチクリとしました。

そんな私を気にもせず、アレクは私に忠告してきます。

気をつけろ

アレク 「ウサギ、ノエルさんには、気をつけろ

どういうことなのかと訝しく思いますが、アレクは、深い意味はないと言いはります。

(アレクに言われなくても・・・ノエルさんの前では、油断なんて出来ないよ

フロアへ向かいながら、私はそっと手を握ります。去り際、ノエルさんに触れられた指先が、まだ少しだけ熱いままなのでした。

 

見どころとおすすめポイント


ノエルさんみたいな男性は、本当に一歩間違えば、ただちゃらいだけの人になりかねないですね。

でもノエルさんは、いつもヘラヘラしてるだけじゃなく、締める時は締めるというか、たまに真剣な表情を見せてくるので、私はつい騙されそうになってしまいます。

冗談じゃなくて本気なのかも、なんて自分に良いように解釈しそうになりましたよ。

そして、ウサギちゃんと一緒に、「誰にでも、ああなのか」と、ちょっと落ち込みました。

これが、リアルなら、私は騙されっぱなしですね、きっと。涙

だって、甘い声で「返事、聞かせて?」なんて言われたら、たまりませんよ、まったく。w

途中で、お父さんからの伝言に邪魔をされましたが、このあたりにも何か秘密が隠されていそうですね。

本当にノエルさんの前では、油断できません。うっかりしちゃったりしないようにしないと

 

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