イケメン夜曲◆ロミオと秘密のジュリエット12日目 ~大事な話~

こんにちは。

前回の甘々の淡いラブシーンの酔いが冷めやらぬ私です。

たまにある美麗スチル、ホント良いですねー!コレが私だったら・・・、って妄想するのがまた楽し。

 

可愛い妹


「ただいまー。アレク、ウサギ、いるか?」

(ラッド様・・・・・・!? と、とにかく早く離れないと・・・っ

目を覚ましたアレクと私は、弾かれるようにして身体を離した。

「何やってんだ?」

リビングへやって来たラッド様は、怪訝そうな表情で立ち止まった。

「・・・・・・別に、何も」

「ええ・・・・・・いたっていつも通りです」

私とアレクは、ラッド様に引きつった笑みを返した。

「ま、ふたりとも起きてたなら丁度良かった。美味いチーズとパンを買って来たから朝食にしよう」

「あ・・・それじゃ、私・・・紅茶を淹れて来ます」

ふたりに背を向けて、私は逃げるようにしてキッチンへと急いだ。

「それにしても・・・ウサギの様子がおかしかったが、本当に昨夜、何もなかったか?

「・・・信用ねーな、俺も」

君は自分が何者か、忘れた訳じゃないだろう

ふたりの間に、にわかに重々しい空気が流れた。

「君のことは信用してる。だが、少しでも歯車が狂えば・・・君が元の運命に引き戻される可能性があることは、否定できない

可愛い妹

「くれぐれも、俺の可愛い妹を巻き込むなよ」

 

ほっとけないヤツ


『ブルーベル』でいざ顔を合わせてみると、アレクはいつも通りだった。

(・・・まるで、何事もなかったみたいだな)

小さく息をつきつつ、手はてきぱきと動かしオレンジペコーを用意する。

カウンター越しに銀のトレイをアレクに手渡すと――

「ほんと、腕あげたな」

ほんとにそう思う

(え・・・・・・っ)

「”ほんとにそう思う?”」

私の頭をくしゃっと撫で、アレクはすぐに背を向けた。

ウサギがカウンターの中で急に張り切って洗いものを始めた時――

「今日も混んでるな」

ドアベルを鳴らして訪れたユアンを、アレクが出迎えた。

君に頼まれてたものを持って来た

ユアンがおもむろに一通の招待状を差し出すと、アレクの顔色が変わる。

「悪いな」

案内されたテーブルに腰掛け、ユアンはふとウサギに目を向ける。

「・・・そういえばアレク、舞踏会で出会ったレディには、再会できたのか?」

「彼女は・・・・・・もう諦めた」

「諦めた?」

「ああ。今は・・・・・・もっと、ほっとけないヤツがいるからな」

 

大事な話


その夜――

『ブルーベル』から戻った私を、リビングでラッド様が待ち受けていた。

話がある

「少し話があるんだが、いいか?」

ラッド様はにっこりと笑っているけれど、その声はやけに静かだった。

(あ・・・・・・もしかして・・・設計図を持ち出した人が見つかった・・・ってこと?)

予感に気持ちを引き締め、私はラッド様へ深く頷く。

「はい、お話を聞かせて下さい」

それから、私はラッド様の部屋へと向かった。

ドアを開いて中へ入ろうとした時・・・

「・・・・・・何やってんだ、お前ら?」

通りかかったアレクが、私たちを呼び止めた。

「これからウサギと大事な話があるんだ」

「わざわざ部屋に連れ込んでか?」

「・・・ああ、邪魔すんなよ」

にっこり笑い、ラッド様は私の背中を押した。

「ラッド様・・・アレクに誤解されてしまうんじゃ・・・・・・」

ドアを閉めるラッド様を振り返ると、気楽な笑顔をが返ってくる。

「誤解だろうが何だろうが、この話はアレクに聞かせられないからな

遅れて部屋にやってきたハルさんが、一通の手紙をラッド様へ差し出した。

ラッド様が封を切り、中に入っていたカードを私へ手渡す。

「これは・・・・・・招待状、ですか?」

「ああ。この舞踏会が開かれる屋敷に・・・設計図をカジノに横流しした男が、隠れていることが分かった」

(・・・・・・! やっぱり、探していた相手が見つかったんだ)

少し心配になっていると、ハルさんが横から付け加えた。

「ちなみに・・・この舞踏会は・・・」

成果を試す場

「君のレディとしてのレッスンの成果を試す場でもある」

――――――――――――

ラッド様の部屋を出て廊下を歩きながら、私はふと・・・ずっと気になっている、あの人のことを思い浮かべた。

(ローガン様のお屋敷の舞踏会で、私を助けてくれた人は・・・敵側の貴族の人みたいだったから・・・明日は会うことはないだろうな)

肩を落としながら歩き続け、自室の前に着くと・・・

「・・・! アレク・・・・・・!」

ドアのそばにもたれて、アレクが立っていた。

「・・・・・・お前、ラッドと何話してた?」

どう説明しようか考えている私に、アレクは鋭い視線を向けてきた。

「お前まさかラッドに・・・」

貴族の問題

貴族の問題に、巻き込まれてるんじゃねえだろうな」

 

元の運命


ラッド様に「君は自分が何者か、忘れた訳じゃないだろう」とか、「君が元の運命に引き戻される可能性がある」という風に、言われてしまったアレク氏。

これは、間違いなくアレクは、貴◯ですねww

ただ、それにしては、口が悪くないですか?あんな喋り方する◯族っているのかしら?・・・生まれつきなのか、絶賛反抗期中なのかww

まぁ、そんなアレクですが、仲良し(?)のユアンの前では、本音が出てしまうようで・・・、またもや胸キュン発言勃発。

ほっとけないヤツがいる」というのは、言わずもがなの・・・・・・のことですよね?

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