おいらん乙女~宇佐川さま編~8日目 ~約束~

約束


――ある日の昼間。

なんだか廊下の方が騒がしいなと思ったら、いきなり宇佐川様がやって来ました。

お出掛け

宇佐川 「よう、うさぎ。出掛けるぞ。早く準備しろ。」

うん・・・。慣れましたよ。その突拍子もない性格と言動。w

ですが、せめてコレだけは言わせてください。

うさぎ 「どこに行くんですか?」

すると、宇佐川様は、もったいぶってこう答えます。

宇佐川 「気になるか?」

うさぎ 「はい。教えてください、宇佐川様。」

宇佐川 「そう焦るなよ。行き先は・・・、」

秘密

宇佐川 「秘密だ。」

・・・うん。分かってた。分かってたからいいの。一応、礼儀としてね、聞いてみただけだから。(涙)

と、とにかく、今の格好のままでは出掛けられないので、私は町娘のような地味な着物に着替えました。

うさぎ 「お待たせしました。」

宇佐川 「遅いぞ。俺をこんなに待たせるとは―――、お前、しっくりき過ぎじゃないか?

宇佐川様にそんなことを言われ、も、もしや替え玉がバレた!?なんて、ちょっとヒヤッとしてしまいます。

けれど、宇佐川様はそれ以上ツッコむこともなく、歩き始めます。

(『伝説の花魁』でないことを、気付かれていても気付かれていなくても、私は宇佐川様のことを騙していることに変わりはない・・・

最初から分かっていたことだけど、その事実を改めて思い知らされて、なんだか落ち込んでしまう私なのでした。

そんな私に宇佐川様は・・・。

宇佐川 「お前、具合でも悪いのか?」

なんて、心配して聞いてくれます。さらには、顎をすくい上げられて、顎クイをされてしまいます。ドキッ

うさぎ 「い、いいえ?」

宇佐川 「なら顔上げてろよ。」

そう言いながら、左右の頬をつままれて、むにむにと引っ張られます

うさぎ 「や、やめれくらはい・・・。」

笑顔

宇佐川 「何だ?何言ってるか分かんねえよ。」

うう・・・弄ばれてる・・・と分かってはいるのですが、この笑顔とその仕草にキュンとしてしまう私です。

宇佐川様なりに、落ち込んでる雰囲気の私を励ましてくれたのかな?

そんなこんなで歩いていると、どうやら目的地にたどり着いたようです。

うさぎ 「ここって・・・。演芸場・・・!?」

約束

宇佐川 「何驚いてんだ。約束しただろ。」

そうだけど・・・。本当に連れてきてくれるなんて・・・!

なんだか今日は、宇佐川様が無駄に優しい。ゆ、かな・・・。でもさっき、ほっぺた引っ張られたの痛かったんだけどな。w

宇佐川 「ほら、呆けてないで中に入るぞ。」

―幕が開くと、すぐに私は別世界へと誘われるように惹き込まれていきました――。

 

見どころとおすすめポイント


なんということでしょう。

俺様一徹(頑固一徹、的な)の宇佐川様が、今回はうさぎちゃんにそれはもう優しくしてくれました。

宇佐川様に何かあったのでしょうか?

もしかして、宇佐川様は実は双子で、今日は双子の片割れと入れ替わっていたとか?

朝の情報番組の星座占いで、最下位だった上に、”人に優しくしましょう”と言われたとか?

いやいやいや・・・、そんなことはありません。w

きっと、今までのうさぎちゃんの懸命なご奉仕が報われて、宇佐川様の俺様一徹の心が解きほぐされたのでしょう

だって、この後、宇佐川様がヤキモチ的発言(!?)を漏らしたり・・・、お忍びで来ていたはずが、宇佐川ファンの子に見つかって、うさぎちゃんが嫌がらせされたのを助けてくれたり・・・。

本当にどうしたの?というくらい、宇佐川様が優しくて素敵なのです。

今までとのギャップが激しすぎて、今回はズバリ、ギャップ萌えの回でございました。

このままもっとご奉仕を頑張れば、宇佐川様が私・・・じゃなくて、うさぎちゃんにメロメロになるのも時間の問題!やもしれません。

Ranking

Category

Tag Cloud

Archive