にゃんらぶ~私の恋の見つけ方~4日目 ~胸キュン~

憧れ


黒猫は姿を消してしまい、私は驚きとショックで体が動きません。脳内回復にしばしお時間頂戴致します。

本当に好きな人とキスすれば戻る・・・?そんなこと言われても・・・)

溜め息を落として目を閉じると、人間の時には気づかなかったそれはもう色んな音が耳に入ってくるのです。

(車の音も風の音も葉が揺れる音も大きくて、ちょっと怖いかも)

ニャー

「ニャー・・・」

猫も大変だなぁとつぶやいたつもりだったけど、か細い猫語(鳴き声)になっただけでした。

(あれ?そういえば、私の荷物!どこいっちゃったんだろう!?それに仕事・・・どうしよう)

さあっと血の気が引くような感覚に陥り、私は、うつむいてさらに強く目を閉じます。
もうこうなったら、現実逃避です。寝て起きたら、元に戻ってないかな、なんて・・・こんな時、誰しも思いますよね。

元に戻る方法・・・・・・。本当に好きな人と・・・キス

呪いを解く方法を思い返していると、そこでとっさに浮かんだのは、明るく笑う店長の顔でした

(な、なんで店長が!あの人は憧れってだけで好きってわけじゃ・・・!)

混乱をおさえるように、ぶんぶんぶんと首を振ります。ハチが飛ぶ感じです。

(このままここにいてもしょうがないし、どこか安全な場所に行こう・・・!)

 

胸の痛み


知ってる道のはず

(知ってる道のはずなんだけど・・・)

私は、記憶をたよりに進みますが、いつもと見え方が違ううえに、街灯が少なくて暗くて、すっかり迷子になってしまいました。
この歳で、迷子って・・・切ない以外の何物でもない。

そんな時、車が近くを通り過ぎていき、その大きな音に驚いて体がすくんで動けなくなってしまいます。

すると、不意に誰かが近づいてきました。

「お前、どうしたの?迷子?怯えてるのかな?」

低くて温かい声に、顔を上げると・・・

(店長・・・!)

「毛並みもいいし、飼い猫かな。この辺りは車が多いから危ないよ」

そう言いながら、店長が静かな動きで身を屈めてくれます。車の音が小さくなった気がして、体の強張りがとけていきます。
この気遣い・・・素敵です。見習わなきゃ。

怖がらなくても大丈夫

「怖がらなくても大丈夫だよ。お前を安全な場所に連れて行ってあげる」

大きな手が頭に伸びてきて、ふわりと撫でられました
憧れてる人に頭を撫でられなんて・・・、ちょっとヤバス。

(でも明日の朝になっても猫のままだったらどうしよう・・・。私がお店に出てこなかったら、店長どんな顔をするのかな。明日のことを考えると胸が痛い・・・

そんな私のマイナス的胸キュンを知る由もない店長が、私を抱き上げようと優しく両手を伸ばしてきました。

私は・・・

大人しく抱き上げられる

店長にそっと”大人しく抱き上げられます”。

「ん、いい子だね」

店長が私の喉を優しくくすぐり、のんびりとした足取りで店に向かって歩き出しましたとさ。

 

キャラクター選択


猫に変身させられてしまったところで、お相手のキャラクター選択となりました。

私の中では、店長幼なじみの彼のどちらかで、相当時間、迷いました。w

優しい店長と、ぶっきらぼうな幼なじみ。まさに、アメとムチです。

出来ることなら、同時進行で両方お願いして、本当にアメとムチを堪能したいところですが、そんな不埒な考えだと、念願の”本当に好きな人とキス”にたどり着けない気がしますので、致し方なく一人の男性を選ばせていただきました。

それにしても、ふたりの男性の間で揺れ動く乙女ごころ・・・、を堪能できて、ただもうそれだけで幸せでした。ありがとうございます。

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